乳児用液体ミルクとは、開封すればすぐ赤ちゃんに飲ませることができる育児用ミルクです。日本初の液体ミルクは今春に発売される見通しです!!
厚生労働省の認可を得て、粉ミルクを国内で製造・販売しているのは現在6社。液体ミルクの製造・販売が可能になったのが2018年8月なので、店頭に液体ミルクが並ぶにはまだまだ時間がかかると思われていました。そんな矢先、江崎グリコが液体ミルクの開発に成功し、今春が発売予定であることを発表。私たちの手に届くまで、あともう少し。防災用品の備蓄品としても注目されています。
粉ミルクは法律によって規格が定められていて、品質がきちんと保たれていますが、液体ミルクに対しての法律はありませんでした。2011年の東日本大震災、16年の熊本地震で液体ミルクが救援物資として寄贈され、液体ミルクの販売許可を求める署名活動や国の男性の育児参加などの政策も追い風となり、18年8月に液体ミルクの規格基準が定められ、ついに国内での製造・販売が可能になったのです。(2019.1.22(火)8:10配信 たまひよONLINE)
液体ミルクは粉ミルクと、どう違うか比較!
粉ミルク | 液体ミルク | |
栄養価 | ほとんど同じ | |
価格 | 液体ミルクに比べ安い | 粉ミルクに比べ2~3倍高い |
保存期間 | 1年6ヵ月くらいと長い
(開封後は1ヵ月以内で使い切ることが基本) |
6ヵ月~1年くらいと短い
(開封後はすぐに使い切ることが基本) |
調乳 | 必要 | 不要 |
メリット | ●必要量が作れる | ●調乳時の量の間違いがない
●お出かけの荷物が減る ●滅菌済みで衛生的 |
デメリット | ●調乳に時間がかかる | ●お金がかる |
2011年の東日本大震災の時、石巻では支援物資の液体ミルクが使われていなかったという事実がありました。しかし、その後たくさんのママの声が力となり今回の結果につながっています。防災対策を進める為にも今回の国産液体ミルクの発売は大きな意味を持ちます。