全国20政令市と東京23区で、災害後に被災者が避難生活を送る指定避難所(指定予定も含む)の38%が洪水の浸水想定区域にあることが、毎日新聞の取材で分かった。

🔲浸水想定区域内の避難所数と割合

都市名 浸水想定区域内避難所 避難所総数 割合
東京23区 860 1620 53%
さいたま市 104 259 40%
川崎市 117 175 67%
新潟市 244 347 70%
浜松市 80 184 43%
名古屋市 337 793 42%
京都市 225 425 53%
大阪市 454 546 83%
熊本市 76 176 43%

 

◇指定避難所とは・・・・災害で自宅に住めなくなった被災者が、一定期間避難生活をする施設

昨年7月にの西日本豪雨の時、岡山県真備町では指定避難所22カ所のうち14カ所が浸水、避難所として開設されたのは3カ所たったという実態があります。東京23区を見てみると以下の通りです。

区名 浸水想定内避難所 避難所総数 割合 区名 浸水想定内避難所 避難所総数 割合
千代田区 9 15 60% 渋谷区 0 33 0%
中央区 26 29 90% 中野区 14 45 31%
港区 3 57 5% 杉並区 20 65 31%
新宿区 7 51 14% 豊島区 0 35 0%
文京区 0 33 0% 北区 28 59 47%
台東区 39 45 87% 荒川区 62 64 97%
墨田区 39 40 98% 板橋区 20 77 26%
江東区 166 195 85% 練馬区 0 166 0%
品川区 52 85 61% 足立区 124 124 100%
目黒区 6 37 16% 葛飾区 77 77 100%
大田区 61 91 67% 江戸川区 101 107 94%
世田谷区 6 90 7%

政府や自治体が悪いわけではありません、しかしながらいざという時に命を守ってくれるのは政府や自治体ではないのです。今回の情報はその一部です。ご自分のお住いの指定避難所はどごですか?その指定避難所は安全ですか?自分の命、家族の命、大切な人の命を守れるのはあなたです!!自分の目と足で確認をすることが重要です。情報は所詮情報です。その情報をどの様に活用して次の行動に移すのかということが重要なのです。災害発生時にどの様な行動をすべきなのかを家族できちんと話しおっておくことです。災害は地震だけではないのですから・・・・・