阪神淡路大震災は野島断層(活断層)が動いて発生した直下型地震であり、逆断層・横ずれ断層型の地震です!!

地震には大きく分けて「海溝型地震」と「活断層型地震」の2種類があります。

海溝型地震 活断層型地震
地震予測 ある程度の予測は可能、ただしピンポイントの予測・予知は現代の科学技術においては困難 予測は困難
揺れの特徴 小さな縦揺れの後、ゆっくりとした大きな横揺れが多い。 いきなり大きな縦揺れが多い。
揺れる時間 長く続く(数分間) 比較的短い時間(数十秒)
揺れる範囲 広い範囲にわたる 狭い範囲で揺れる
被害 家屋の倒壊や火災に加えて津波による被害もある。 家屋の倒壊や火災による被害が予想される。
対象 南西諸島海溝、南海トラフ、駿河トラフ、相模トラフ、伊豆・小笠原海溝・日本海溝・千島海溝 日本全国で約2,000あると言われています。

2018年には6月に大阪北部地震(最大震度6弱)、9月には北海道胆振東部地震(最大震度7)が2019年1月には熊本県熊本地方で発生した地震(最大震度6弱)、いづれも活断層が震源です。さらに北海道胆振東部地震と熊本地震は未知の断層が動いたのです。

阪神淡路大震災を起こした野島断層の前回の地震は約2000年前でした。活断層地震は予測が難しいと言われています。未発見の断層で起こる地震が少ないことから、「地震が起こったところが活断層」という人もいます。

一方海溝型地震は周期性があることから、ある程度の予測は可能です。ただし、ピンポイントの予測は困難。

阪神・淡路耐震災で多くの犠牲を強いられた我々はその痛みと教訓から何を学び、そして何を受け継いでいくのか。今を生きている我々は真剣に防災対策について考える必要があります。