防災士でもある古賀涼子アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。7月6日(土)の放送では、「警戒レベル4発令時の対応」について話しました。

6月末から7月にかけて、九州を中心に大雨が続き、洪水や浸水、土砂災害や堤防の決壊など、大きな被害が出ました。今回は、国による5段階の警戒レベルが導入されてから初めての豪雨。鹿児島市や霧島市では、全員に避難を呼びかける「警戒レベル4」が発令されました。ただ、実際にはどう避難すればいいのか、疑問の声も。そこで今回は、レベル4が出されたときにとるべき行動を、災害社会学などが専門の日本大学教授・中森広道さんにうかがいました。

◆“レベル4”の正しい認識

まず、レベル4は「必ずどこかへ逃げなければならない」ということではないと言います。「これは、『それぞれ身の安全を確保してください』という意味で受け取りましょう。自分のいる場所が危険であれば、指定されている避難所に移動したり、安全だと思われる友人宅に避難したりといったことです。該当エリア全体が危険な状態にあるということではありません」

では、その際は何を参考にするべきなのでしょうか。「ハザードマップが作られていますので、まずはそういったものを確認しましょう。避難路に危険な場所がないかも確認しなければいけません」避難する際には、ハザードマップを確認できない方へのフォローも重要とのこと。

避難は文字通り、“難”を“避”けるための方法。ハザードマップで安全な場所を確認し、避難路をふくめ、最善の方法を把握しておきましょう。(2019.7.28(日) 7:12配信 TOKYOFM)

危険を感じたら避難するのでは遅いというのが近代の災害です。自分のいる場所のリスクを知った上で行動できるように事前にルール化しておくことがとても大切です!!