猫をはじめとするペットは、大切な家族の一員です。だからこそ、いざという時のための備えが重要。
東日本大震災のとき、ペットを置いて避難せざるを得ない状況があり、迷子になったり命をおとしたりした犬猫がたくさんいました。13年には環境省からペットの同行避難に関するガイドラインが示され、災害時にペットとともに避難するのは飼い主の役割として、推奨する動きが高まっています。
同行避難をスムーズに行うためには、平時からの準備が何より大切です。一緒に避難したペットに対する責任は、飼い主にあります。フードや水、トイレグッズなど必要な物資をある程度備え、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。
【“いざに備えて今すぐできる10のこと】
1.避難グッズを用意する 2.マイクロチップや首輪で飼い主がわかるようにする 3.去勢・避妊手術を済ませる 4.ワクチン接種を行う 5.飼育環境を備える 6.ケージに慣らしておく 7.飼育数を管理する 8.部屋の中に猫の避難場所を用意する 9.避難経路を確認しておく 10.近所に猫友作る
避難はペット同行が原則です。同行避難とはペットと共に移動を伴う避難行動をすることを指し、避難所等においては飼い主がペットを同室で飼育管理することを意味するものではありません。それ以外に避難所で飼い主と一緒にいられる同伴避難というものがあります。同伴避難できるかどうかは避難所の受け入れ態勢によるため、平常時に指定避難場所が同伴避難なのか同行避難なのかを確認しておく必要があります。