いつなんどき起こるかわからない災害――。避難が必要なほど大きな災害が発生したときに備えて、愛犬用グッズをバッグにまとめて準備しておくことが大切です。そこで今回は、犬用防災袋を用意するときに知っておきたい、重要ポイントをご紹介します。
犬用防災袋は、2種類用意するのがポイント
愛犬用の防災袋の中には、避難生活に必要になりそうなものを、なるべくたくさん入れておきたいというかたも多いでしょう。しかし、災害発生時に愛犬とともに避難するには、ある程度の身軽さも重要です。 そんなときにおすすめしたいのが、すぐに持って逃げる用の「1次防災袋」と、災害がある程度おさまってから取りに行く用の「2次防災袋」を用意しておくこと。では、具体的にどのようなものを入れればいいのでしょうか。
「1次防災袋」に入れておきたいもの
命を守るための行動が取りやすいよう、「1次防災袋」の中には1日分の愛犬グッズなど、最低限のものを入れればOKです。そのとき生き残るために必要な1日分の愛犬用グッズを入れて、玄関などの持ち出しやすい場所に置いておきましょう。
入れるものの例
水/首輪・リード/おやつ/トイレシーツ(2~3枚)/ウンチ袋/ウエットティッシュ/ゴム製のおもちゃ/犬用の常備薬・お薬手帳 など ちなみに、いつもの散歩バッグに1日分の愛犬用グッズを入れておけば、そのまま「1次防災袋」として使えるので便利ですよ。
「2次防災袋」に入れておきたいもの
「2次防災袋」には、2日目以降の避難生活に使う、最低3日分の愛犬用グッズを入れます。そして、ガレージや自転車置き場、車のトランクなど、建物が倒壊しても取りに行きやすい場所に置いておきましょう。 どこに置くか迷う場合は、地域の災害リスクを確認して決めるのがおすすめです。
入れるものの例
水/フード/トイレシーツ/消臭効果のあるゴミ袋/クレート/タオル/歯みがきガム/防災マット など
水を多めに備蓄しておくことも重要!
なお、災害時は断水するケースもあるので、防災袋に入れる分を除き、自宅には3日分程度の水を備蓄しておくようにしましょう。 1日に必要な犬の飲水量は、体重1kgあたり90mlとされています。ただしこれは最低限の量であり、体を拭くなどの生活用水が必要になるほか、人用を含めると1日にかなりの量を使うため、水はできるだけ多く確保しておくと安心です。 ウォーターサーバーがあると、緊急時はタンクの中の水がそのまま備蓄水になるのでいいですね。災害が発生したとき、愛犬が少しでも安全に避難できてストレスなく生活できるよう、しっかりと準備しておきましょう!(2020.10.9(金) 15:05配信 いぬのきもちWEBMAGAZINE)
ベットを飼っている人は年々増加している現代において、災害時の対策はとても大切です。避難する場合、避難所の受け入れが同行避難と同伴避難のどちらなのかを確認しておきましょう。