首都圏で大地震が起きた場合、最も怖いのが火災です。政府は、都心南部が震源となる最悪の場合、首都圏で最大2万3,000人が亡くなり、その約7割にあたる1万6,000人は火災によるものと予測しています。
出火した場合は、早い段階で消し止めることが大切ですが、正しい消火方法は火元によって異なります。そこで今回は、状況ごとの初期消火のポイントをお伝えします。
◆コンロ
油が入った鍋に水をかけるのは厳禁。消火器で火を消しましょう。近くにない場合は、濡らしたシーツやバスタオルを手前から被せ、空気を遮断して火を消します。その際、油が完全に冷めるまでは、シーツやタオルを取り除かないこと。なお、震度5程度以上の揺れを感知すると、ガスメーターは自動的にガスを遮断します。揺れている最中は、無理にコンロには近づかないでください。
◆電化製品
いきなり水をかけると感電する危険があるため、コンセントやブレーカーを切ったうえで、水や消火器で火を消しましょう。
◆カーテンなど
カーテンやふすま、障子に火が移ってしまった場合、一般的に初期消火が可能なのは「天井に火がまわるまで」。これは、出火後だいたい2~3分と言われています。燃え広がる前に消火できなかった場合は、すぐに避難してください。普段から、消火器がどこにあるか、ちゃんと使えるかを確認しておくことも忘れないようにしましょう。(2019.8.4(日) 20:14配信 TOKYO FM)
火災が発生すると誰でも冷静な行動が出来なくなります。日ごろより対応の方法や消火器の場所や使い方を確認するようにしましょう!!