地震や津波など大きな災害に備えて三重県は、全ての都道府県で初めて乳児用の液体ミルクを備蓄すると、18日発表しました。
乳児用液体ミルクは、湯や水を使わず哺乳瓶に移すだけで飲めることや、常温で1年間保存できるのが特徴で、三重県では、災害で孤立する地域が発生したり、物流機能が停止したりした際の備えとして導入を決めました。去年8月から乳児用液体ミルクの国内での製造、販売が可能となり、三重県が全国の都道府県で初めて現物を備蓄します。
鈴木知事は、「他の都道府県や県内の各市町にも広がり、需要の増加によってより長い保存期間や、品質向上などのより良い製品の開発が進んで欲しい」と話しました。県では、今月下旬から122人分にあたる610缶のミルクを備蓄することにしています。(2019.7.19(金) 12:53配信 三重テレビ放送)
自治体は前例のないことには非常に消極的です。責任を取りたくないという意識が過剰に働く組織体です。そんな中で液体ミルクの備蓄に踏み切った三重県の判断と行動は素晴らしいと思います。