師走に入り2018年も残り1ヵ月となりました。12月過去を振り返ると多くの大地震が発生しています!!

①12月に起きた5つの南海トラフ地震

1096年永長地震(12月11日東海道沖の地震で1万人以上の死者が出たとされていて、東大寺の鐘が落下したとの記録が残っています)

1854年安政東海地震(12月23日死者数千人)

1854年安政南海地震(12月24日死者数千人)

1944年昭和東南海地震(12月7日M8.2死者1,000人を超す)

1946年昭和南海地震(12月21日M8.4死者1,000人を超す)

これらの地震は、いずれも南海トラフの震源域の半分で地震が発生し、数日から3年の間に残りの震源で地震が発生しています。今まさに議論されている、南海トラフ地震に関連する情報「臨時」が発表される状況に相当します。

②12月に起きた東北沖の日本海溝での地震

1454年12月12日に享徳地震が発生しました。この地震の後、関東地方で享徳の乱が起き、1467年に始まった応仁の乱へと繋がっていったとも言われています。

③12月に起きた過去最大の関東大震災

1703年12月31日(元禄16年11月23日)に元禄地震が発生しました。相模トラフで発生した関東地震で大正関東地震より一回り大きな地震でした。1703年1月30日(元禄15年12月14日)には赤穂浪士の吉良邸討ち入りもあったことから、この地震の後、元号が元禄から宝永に改元されました。

④12月に起きたインド洋大津波を起こした今世紀最大の地震

2004年12月26日にはインドネシアのバンダ・アチェ南南東沖でM9.1のスマトラ沖地震が発生しました。1000㎞を超える震源域が破壊されました。大津波がインド洋周辺の国々に伝わり死者は22万人にも及びました。(下記資料参照)

このように、12月には過去、甚大な被害を出した地震が数多く発生しています。いつくるのかではなく、いつきてもいいように自助を意識した地震対策を進めましょう!!