こんにちは、スタッフのチャナです。
NHKスペシャル「体感 首都直下地震ウィーク」で首都直下地震が発生した様子を描いたドラマ「パラレル東京」の放送が始まりました。放送時間が早かったので見た方は少ないのかもしれません。録画したけどまだ見ていない方もいらっしゃるかもしれませんね。時間作って必ずご覧ください。
DAY1の昨日は、発災当日の様子が描かれました。火事やビルの倒壊の怖さが描かれましたが、ワタシは何より群衆雪崩の怖さを感じました。
群衆雪崩・・・簡単にいえば大規模な将棋倒しですね。災害だけではなく、祭り見物、イベント参加、スポーツ観戦など多くの人が集まる場所で起こりうる「人による災害」です。専門家の中には、阪神淡路大震災は「火」による犠牲が、東日本大震災は津波という「水」による犠牲が、首都直下地震のような人口密集地帯での災害では「人」による犠牲が多く出る可能性が高い・・・と指摘する人もいるそうです。
パニックになった多くの人が、火事やビルの倒壊から逃げまどい倒れ折り重なって圧死してしまう。これまで自然災害による犠牲として考えたことがありませんでした。
東日本大震災の当日、私は歩いて帰宅しました。金曜日ということもあったのかもしれませんが、多くの人が同じように行動しました。
首都直下地震が起きたら余震や火事などでパニックになり、落ち着いて歩いてなどいられないではずです。多くの人が殺到して事故が起きます。
「最悪のシナリオ」前にも後ろにも動けない混雑。ビルや地下街からも次々に人が流れ出てくる。逃げ込める脇道はない。人が密集し壁に押し付けられる人も出てくる。その時大きな余震が起き我先に逃げようとする人々。地震で出来た道路の段差もある。段差に人がつまずき倒れこみ始める。周りの人たちが連鎖して倒れ群衆雪崩につながる・・・。
イベントやコンサートなどでは、警備員などが誘導して人が密集しないようにしていますが、地震の時にはそんなことはあり得ません。人が密集しているところに巻き込まれると抜け出すのはかなり難しくなります。
災害時などは不安と恐怖で人が多くいる方へ行きたくなりますが、それは危険に飛び込むことになりかねません。情報を求めて駅などへ行くのは危険なんですね。
自分の命は自分で守る。そのためにはどうしたらいいのか、改めていろいろと考えさせられました。
皆さんも番組を見てください。1日・2日の放送を見損ねてもきっと再放送があるはずですから、是非ご覧ください。