こんにちは、スタッフのチャナです。早くも3月半ば、東京では桜の開花宣言の日に雪が降りましたが、これは観測史上初だそうです。変な気候ですね。世界ではコロナウィルスが猛威を振るっています。輸入食材の陳列棚が空いているのを見ると、「世界で」ということを強く感じます。人の流れだけではなく、物流にも影響が出ているのが分かります。こんな時に大きな地震が起きたら、と考えると恐ろしいですね。
2月の防災委員会で一番大きな話題になったのは、「災害が起きた時の年配者への対応をどうするか」についてでした。災害弱者って言葉を聞いたことがありますか?災害時に、自力での避難が難しく、避難行動に支援が必要な方たちで、防災行政上は要配慮者といいます。具体的には、障害者・自力避難できない高齢者・乳幼児・妊婦・外国人などです。わがマンションで該当するのは乳幼児と高齢者ですね。個人情報保護の問題もあって実情の把握は難しくなっています。幸いなことに(?)わがマンションでは、日頃からのお付き合いで、人数と居室はだいたい分かっています。乳幼児は、親がいるので大丈夫!のはずです。支援が必要になりそうなのは高齢者です。わがマンションに一人暮らしの高齢者は5名いますが、支援が必要と思える方は3名です。中でもお一人、認知症がかなり進んでいる方がいて、普段の生活でも部屋が分からなくなってウロウロしたり、管理人さんに食事時間を尋ねた(?)りしています。平常時はマンション住民のサポートでなんとかなっていますが、災害時でも大丈夫でしょうか。近くに息子さん一家はいるようですが、あまりお見かけしません。災害時にすぐに来てくれるかどうか・・・分かりません。どこまでマンションの自治会で対応出来るのでしょうか。防災委員が駆けつけることになっていますが、ご本人が混乱しないで行動できるのか・・・。委員会で議論しましたが、みな「???」で黙ってしまいました。
出来る限りのことはしますが、限界はあります。まずは自分を守ってその後の共助ですから。
普段は考えたこともないことをいろいろ考えさせられました。