こんにちは、スタッフのチャナです。

皆さんの町の自治会では防災訓練を行っていますか?

「エッ、そんなの知らない」「学校や会社だけでしょ」なんて方も多いかもしれません。

各自治体では、3月や9月に防災訓練を実施しているところが多いようです。その他にマンションや自治会でもいろいろ行われています。

行政からの補助金を受けることになったわがマンションも、防災訓練をすることになりました。去年までで3回実施しています。

第1回目、何をやったらいいかすら分からないので、市役所が配布しているパンフレットを貰ってきました。補助金を受けるためには「市か消防署の指導を受けて防災訓練をする」ことになっていますから、市役所も協力的です。

「まちづくり出前講座」というものがあり、市の職員等が講師になって市の施策や事業を話してくれます。全103講座のうち4講座が防災に関するものです(2019年度)。少なくてびっくりです。「行政の話を聞いてもねぇ」ということで却下しました。その他に面白そうなもの・・・ありました、「起震車・煙中体験」。訓練場所へ来て防災指導をしてくれます。

全員一致でこれに決定。ただしこの「起震車・煙中体験」は人気があり、年度初めに抽選会があります。くじ運の強い(?)防災委員が抽選会に参加して、見事に秋の日程をゲットしました。この防災訓練は、原則雨天時は中止です(知ってました?)。みんなでてるてる坊主作りましょ。

これだけではつまらないので、非常食の試食会も加えました。備蓄しているけれど、実際に食べたことのある人は意外に少ないようなので、実食することにしました。

事前申し込み制にして、当日の参加者は40名弱でした。

お天気にも恵まれ、徒歩1分の公園で「起震車・煙中体験」です。これは好評でした。東日本大震災の揺れの体験では、声も出ないほどでしがみついていました。私は体がポンポン跳ねてどうにもなりません。防災委員に体重100㎏近い屈強な男性がいるんですが、どこかにぶつかっていたらしく肘のあたりに青あざが出来ました。「あの揺れの中で避難するなんてムリ。動けない!!」と誰もが実感しました。

非常食の試食会ではアルファ米を使用しましたが、書かれている時間ではなかなか戻らないことが分かりました。水から戻すには2時間くらいかかりましたから。味はそこそこよかったですけど。何でもやってみないと分からないものです。

 

わがマンションの防災訓練はこれだけでは終わりません。(メインの)食事会があります。お弁当を取り寄せて参加者全員で懇親会を開きます。小額ですが、自治会への補助金制度を利用します。市民の権利ですから。

お弁当付きのため、毎回40名近くの参加者がいます。普段交流のない住民同士も顔見知りになり、コミュニティ形成にもなります。何よりもこれが大事な気がします。

皆さんのお住いの地域にもいろいろな補助金制度があるかもしれません。活用したらいかがでしょうか。