藤枝市は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、通常の総合防災訓練が実施できない状況下でも各家庭で防災対策に取り組んでもらおうとリーフレット「わが家の防災対策」を発行した。

Jリーグ社会連携「シャレン!」と連動し、紙面にサッカーJ3藤枝MYFCのマスコットキャラクター「蹴っとばし小僧」が登場するなどクラブも活動に協力した。

リーフレットは地震発生時に取るべき行動を確認する項目をはじめ、耐震化や家具の転倒防止、非常用品の準備など各家庭の地震対策をチェックできる。

感染拡大に伴い、指定避難所に多くの人が密集しないようにするため、分散避難の重要性も紹介した。

市は各家庭でリーフレットを活用した訓練を実施してもらいたい考え。

リーフレットの広報などに協力した藤枝MYFCの鈴木翔太選手(23)は「積極的に活用して準備すれば、いざという時に必ず役に立つはず」と話す。

市の担当者は「クラブと連携した藤枝らしい取り組みとして防災の輪を広げていきたい」と述べた。

リーフレットは5日号の広報ふじえだと併せて全戸配布する。(2020.8.2(日) 13:00配信 静岡新聞)

コロナ禍の中でこれまで行われていた防災訓練は3密状態になることから実施できません。それに代わる方法としてリーフレットを利用した家庭内での防災対策推進は全国で推進してほしいと思います。