地震や津波などの大規模災害に備え、和歌山県は21日、移動式の給油機を導入した。
タンクローリーに直接つなげるガソリンスタンドの給油機のような装置。
現場周辺で広範囲に停電したり、スタンドが損壊したりしていても、救助や復旧作業に当たる緊急車両に給油できるようになる。
南海トラフ巨大地震などの災害が想定され、スタンドが沿岸部に点在し都市部から遠い県南部を中心とした5カ所に1台ずつ配備。
担当者は「燃料切れを防ぐことで、少しでも多くの人命救助につながれば」と期待する。先進的な取り組みで、東京都や徳島県でも本年度中に配備する動きがあるという。(2020.12.21(月) 11:36配信 KYODO)
災害がおきるとガソリンの供給ができなくなるケースが東日本大震災の時にも見られました。タンクローリーと直結して給油できるこのシステムは場所の確保さえできればガソリンスタンドでなくてもいいという利便性があります。