今日10日(金)8時48分頃、日向灘を震源とするM6.3の地震が発生しました。
震源の深さは約20kmと推定されます。この地震で宮崎市と都城市で最大震度5弱を観測、宮崎県や鹿児島県、大分県など広い範囲で震度4の揺れを観測しました。日向灘では7時43分頃にM5.6、最大震度3の地震が発生したばかりです。この地震により若干の海面変動を伴う小さな津波の可能性がありますが、被害を及ぼすものではないと見られます。
日向灘が震源の地震は13年ぶり
日向灘を震源とする地震で震度5弱以上を観測するのは、2006年3月27日に発生したM5.5の地震以来、13年ぶりのことになります。防災科学技術研究所による速報解析によると、地震のメカニズムはほぼ垂直に近いズレを示し、日向灘付近で多く見られるパターンです。
日向灘は南海トラフの西端に辺り、プレートの沈み込みによる地震が相次いでいるエリアです。1968年にはM7.5の地震が発生した記録があり、規模が大きくなった場合は津波を伴うおそれがあります。今年は3月27日にM5.4の地震が相次いで2回発生、今日10日(金)もM5.6、M6.3と地震が立て続けに発生していますので、引き続き新たな地震に対する注意が必要です。(2019.5.10(金) 9:27配信 ウェザニュース)
人的被害の報告はないとのことですので一安心です。しかしながら油断は禁物です。余震には十分お気をつけください!!