防災のための準備
①家族との連絡方法は何通りも決めておく
「万が一災害が起こったとき、どのように連絡を取り合ったらいいのか、保育園にはだれがお迎えにいくのか、自宅が被災したらどこに集合したらいいのか…。災害時にはどんな状況になるのかわかりません。1つの方法だけでなく、何通りも決めておいたほうがいいでしょう」
②大きい非常持ち出し袋は、まず持ち出せない
「災害が起きたときに持ち出せる重量は、男性で15kg、女性で10kgといわれます。赤ちゃんを抱っこして、そのうえで重い荷物を持ち出すのは、まず無理。非常持ち出し袋より、普段使っているバッグに手元にないと絶対に困る、必要最低限の防災グッズを入れておくほうが、現実的です」
③自宅が被災したら、災害疎開
「自宅が災害で住めない状態になってしまったら、避難所で過ごす方法もあります。けれども、避難所では、精神的に不安定になっている人が少なくないですし、室温調整ができない、清潔でないなど、赤ちゃんが過ごしやすい環境でないところが多いのが現状です。そのため、災害の影響のない場所の親類・知人宅や宿泊施設などへ『災害疎開』するのがおすすめです」
準備しておきたいこと、これだけは!
「災害対策は、グッズを用意して置きっぱなし…というよりも、日々防災の意識を持って生活しているほうがためになります。つねに心の片隅に防災を意識できるよう、継続して行う対策を紹介します」
④月1回、防災貯金をする
「防災グッズを購入するため、または災害疎開用のお金として、月に1000円札を1枚、『タンス』貯金しましょう。災害時はおつりが出せなくなるお店も多いので、1000円札や小銭は役立ちます」
⑤大事な記録はデータ化する
「おくすり手帳や母子健康手帳の記録、家の権利書など、大事な記録は1日に1点ずつでも写真に撮るなどしてデータ化していきましょう。防災用のアプリなどもスマートフォンに入れておくと安心です」(2019.2.20(水) 18:30配信 たまひよONLINE)
必要なものは一人一人違います。セットされた防災バックを買えば大丈夫ではありません。災害時に困らないためには、自分や家族が必要なものを入れた役に立つ防災バックを作り、備えましょう。