地震や台風などの自然災害に備えて、防災グッズを準備している方も多いのではないでしょうか?

 普段私たちは便利な生活をしているのでなかなか気づきませんが、いざ災害が起こってしまうと準備していた防災グッズだけでは困ることも。そこで、プラスで加えておくと役立つグッズを紹介します。

災害時は困ることばかりですが、その中でもトイレ問題はかなり深刻。

毎日当たり前のように新しい下着に着替えていますが、災害時はそうとも限りません。 トイレにまつわる防災グッズ 「無理に使用すると、トイレが詰まったり、汚水が逆流する可能性も。復旧するまではトイレは使わず、携帯トイレなどでしのいで。1日3回使用と考え、3日~1週間分を用意。ただし頻度は人それぞれ。普段のトイレ回数を思い出して、数の調整を」 下着は使い捨てがベター。

飲み水もままならない状況下では、入浴や洗濯は困難。

「被災時、下着の替えがなく、デリケートゾーンのかぶれに悩んだ人が多かったそうです。使い捨てが一番衛生的。パンティライナーやペーパーショーツなら、肌に触れる部分が清潔で安心」 。「抵抗がある人もいるかもしれませんが、大人用紙おむつも便利です」

ニオイ問題もぬかりなく対策を。 自宅だけでなく、避難先のトイレが正常に使えるとは限らない。被災地では仮設トイレが設置されるものの、気になるのはそのニオイ。 「男性に比べ、女性はニオイに敏感です。できる限り使いたくなくて我慢したのが原因で、具合が悪くなる人も。消臭除菌スプレーを用意しましょう。トイレットペーパーも忘れずに備蓄を」

防災グッズの中に非常食を準備している方も多いと思います。そこに買い足したいおいしい防災グッズのご紹介。 食にまつわる防災グッズ 朝昼晩違うメニューで、3日間飽き知らず。 雑炊やにゅうめんの朝食、シチューやリゾットの昼食、丼物・パックご飯と汁物が一緒になった夕食のセットが1つのボックスに。フリーズドライだからお湯をかけるだけ。普段の食事にプラスしても使えそう。

すぐに食べられる手軽さが評判。 水も使わずそのまま食べられるので、ガスや電気がストップした場合でも安心な保存食。缶入りのプレーンデニッシュに、おでんと肉じゃが、たまご粥などの、ダシの効いた優しい味わいにほっとします。500mlの水もセットに。

災害時、一番困るのが水問題ではないでしょうか?いくら用意していても足りないといっても過言ではありません。

水にまつわる防災グッズ 「一般的に、1人当たり1日2~3Lがガイドライン。喉が渇いたな、と感じたときにはもう脱水症状が始まっています。命を守るためにも、飲料水は最優先に考えて用意してください。

大量の水の確保もさまざまな方法で無理なくできます」冷蔵庫、冷凍庫にも水をストック。 ひとり暮らし女子の部屋に、ペットボトルを大量に備蓄するのはスペース的にも大変。 「製氷機の氷や、ペットボトルの水を冷凍庫で凍らせていれば、停電のときは保冷剤の代わりに。解ければ飲料水として使えて、一石二鳥」

よく飲むジュースなども多めにストックし、切らさないように。これも立派な備蓄です。

最後は軽くてかさばらないからいつも持ち歩きたい「防災ポーチ」。

常に携帯したい「防災ポーチ」入れたいグッズ とりあえず買った防災キット。一度も開けてないうえに、何が入ってるかも確認してない…なんて、防災準備としては不合格。重要なのは、自分が本当に必要なものだけを厳選すること。 パーソナルな生活必需品、コンタクトや眼鏡は絶対。

コンタクトレンズは貸し借りができない唯一無二の相棒。だからこそスペアを。「すぐに帰宅できる保証もないため、視力に不安のある人は、コンタクトの予備や眼鏡はマスト」

お気に入りの生理用ナプキンを準備。 災害のショックで急に生理になることも。 「使い慣れたナプキンが手元にあるだけで安心。防災リュックに用意する場合は1周期分を目安にしてください」

いつものお薬が、非常時のお守りに。 普段は元気でも、非常時は体調もダウンしがち。 「避難所には薬の備えはあるものの、その薬が自分の体に合うとは限りません。持病の薬はもちろん、普段から飲み慣れた鎮痛剤や風邪薬、整腸剤があると安心」

意外な盲点、多くなかったでしょうか?  備えあれば憂いなし。今すぐ防災グッズを確認して備えておきたいですね。(2020.7.12(日) 17:30配信 ananewb)

災害時の備蓄について女性視点はとても必要です。女性にしかわからないことはたくさんあります。自治体の備蓄にも女性の視点を取り入れていく必要があります。