中部電力は南海トラフ巨大地震で浜岡原発に押し寄せる津波について、防波壁の高さを超える最大22.5メートルとする新たな試算を明らかにしました。
浜岡原発の再稼働を目指す中電は、これまで南海トラフ巨大地震による津波の高さを最大21.1メートルと想定し、2016年に海面からの高さ22メートルの防波壁を完成させています。
中電は24日の原子力規制委員会の会合で、より厳しい条件で行った新たな試算として、津波の高さが防波壁を0.5メートル上回る最大22.5メートルになる可能性があると報告しました。中電は「あくまで参考値」として津波対策の前提にはしない考えですが、規制委員会や地元から防波壁のかさ上げなどを求められれば、再稼働に向けたスケジュールがさらに不透明となります。(2019.5.24(金) 22:22配信 東海テレビ)
「あくまでも参考値」という発言をする中電、東日本大震災のとき何があったのか記憶にないような言葉です。参考値であろうとも試算されて出たデータであり、最悪の状況を考えて対策を行うことが原発の運営を行っているものの責務です。何かが起こって苦しむのは地元の住民なのですから。