家庭用電気製品を取り扱うSTAYERホールディングスが塩水で発電可能なLEDランタン兼充電器「マグネ充電器」を2018.11.27に発売開始しました。正規販売店での価格は11,500円(税込)
STAYERは以前から、塩水とマグネシウムを利用して発電するLEDランタンを販売しており、同種のものは他社からも出ていました。それらの製品でもUSB機器は充電可能でしたが、出力が低く、スマートフォンの充電を行うことはできませんでした。
その点、マグネ充電器は4.5V~5.4V/200~500mAの出力を確保しており、スマートフォンの充電にも使えます。また、LEDランタンとしての性能は懐中電灯モード(強130lm 弱70lm)、ランタンモード(100lm)lmとなっています。スマートフォンを6回フル充電し、48時間LEDの点灯が可能、スマートフォンの充電だけであれば約10回、LEDランタンとしてだけだけなら96時間以上利用できるとなっています。発電にはマグネシウム棒のほか、塩(1回あたり30g)と水を使用しますが、水が確保できない場合は海水、川水、尿でも発電可能です。
この商品のメリットは、長期保管が出来る事です。リチウムイオンを使ったモバイルバッテリーや乾電池は、自然放電してしまい、いざというときに使えない恐れがありますが、マグネ充電器は通常の保存状態であれば10年以上の保存が可能という事です。北海道胆振地震の大停電により学んだ電源確保には向いている防災商品の一つです。