こんにちは。スタッフのチャナです。最近は新型コロナのPCR検査などで医療機関の情報にも気を付けるようになりました。

船橋市保健所(船橋市北本町1)が6月上旬、災害時の医療体制を刷新し、トリアージを行う病院前救護所などの位置や救護所での流れなどをまとめたリーフレットの全戸配布を始めた。

国の報告によると、阪神・淡路大震災や東日本大震災など過去の大規模災害時では軽症者と重症者が一度に病院に殺到し、現場が混乱。病院の診療機能が低下し、救えたはずの命を救えなかった事例も発生したという。

船橋市では地元医師会などの関係団体と協議し、2020年度から、有事には市内9カ所の災害医療協力病院前に「病院前救護所」を設置し、トリアージ(治療の優先順位を決定し選別すること)を行う「トリアージポスト」と軽症者を治療する「治療エリア」を作る。

リーフレットは、災害時の医療体制が変わったことの説明や、病院前救護所での流れを分かりやすくするためイラストを掲載。見開きには船橋市の全景マップに9カ所の病院の場所が一目で分かるよう赤丸で囲み、アクセスが分かる拡大地図も付けた。

このほか、「よくある質問」と題して、想定される4つのQ Aを掲載。トリアージは「重症」「中等症」「軽症」「極めて軽度の負傷」の4パターンで色分けし、目安や主な対応主体、医療活動の内容を紹介する。

船橋市保健所保健総務課総務企画係の山本亮平さんは「医療支援として、薬やテント、夜間用のライトなどの物資は市が準備し整えていく努力をしている。病院には物資を保管してもらっている」と話す。同課課長補佐の鈴木基弘さんは「緊急時にケガをしてしまうと、誰でも早く診てもらいたいと思うが、平時とは違うという認識を持ってもらい、非常時に優先して救える命を救うことにご協力、ご理解いただければ」と話す。

リーフレットはA3サイズ二つ折り、フルカラー。船橋市内の約30万世帯に順次配布を進めている。(船橋経済新聞)

自治体から配布されるリーフレトなども、きちんと読んでいざという時には行動できるようにしておきたいものです。