こんにちは、スタッフのチャナです。

NHKスペシャル「体感 首都直下地震ウィーク」第3夜、DAY2は地震発生から30時間後の東京の様子です。

自然の猛威「火災旋風」は高さ200mにもなる炎の竜巻です。火災旋風といえば、関東大震災で人々が避難していた墨田区の陸軍被服廠跡地で38,000人が犠牲になった大惨事を思い出します。東京の下町で育ったワタシは子供の頃から聞かされ「怖い」思ったものです。発生の条件やメカニズムは分かっていない、というのですからどうしたらいいのやら・・・。

怖いのは自然の猛威だけではありません。人間がまき散らす「デマ」。災害時には悪意ではなく、善意によりデマ=ニセ情報が広がります。東日本大震災の時、千葉県内の製油所のタンク火災が起きました。この火災をめぐって携帯電話で「有毒ガスが雨と一緒に降ってくるから注意して」とメールが来たりしました。

今はTwitterやLINEなどのSNSがコミュニケーションツールとして多くの人に利用されています。災害時は安否確認や情報取集、支援要請などに活用されています。ワタシも東日本大震災の時はTwitterで情報収集をしながら帰宅しました。みんな、不安な状況の中で少しでも役立つ情報を得ようとします。そして「役立ちそうな情報」を見つけると信憑性は分からなくてもみんなに教えようとします。友達から伝えられた情報は、疑いもせず信用してしまいますよね。そして誤った情報が広がってしまいます。

得た情報は真偽を確かめてから、伝えるようにしなければいけません。命を守るためには冷静に対処することが大事なんです。