こんにちは、スタッフのチャナです。

ここ数年、災害が増えたように思います。大きな地震が各地で起きていますし、今までにはあり得なかったほどの豪雨。竜巻なんて日本にはないと思っていたのに・・・。次から次へと災害がおきています。最近では、自分の命は自分で守る、と言われるようになりました。これは当たり前のことだと思います。まず自分を守ってから、隣の人を守る。これが自助、共助というものです。公機関は最後にやって来ます。災害の規模が大きければ、公助が来るまで時間がかかるはずです。

2014年の長野県白馬の地震では、震度5強、40棟以上の家屋が倒半壊しながら死者0でした。住民同士で安否確認し救助活動をした結果です。日ごろからの地域でのお付き合いの賜物でしょう。やはり、長野県白馬という地域性が大きいように思います。

さて、我がマンション、首都圏にあり千葉都民が多い。古いマンションなので、長く住んでいる住民も多いけれど、立地の良さから引っ越しも多い。他のマンションよりは住民同士の交流はありますが、知らない住人のほうが多いです。マンションに住むのは近所づきあいを避けるため、なんて意見もあるくらいですから。

災害が起きた時に助けを必要とする人がどこにいるのか、なかなか分かりません。ご年配の一人暮らしも多いようですが、安否確認も難しくなります。

防災委員会を重ねる中で、メンバーの持つ情報を出し合い、救助を必要としそうな住民が分かってきました。個人情報でもあるので難しい点もありますが、命を助けるためですから、情報共有しています。

共助とは、まずお互いを知らなければ出来ません。同じ屋根の下のマンションに暮らす者同士、生き残るために日常の近所付き合いが必要だと思います。

そのために、我がマンションでは住民同士の挨拶から奨めています。また防災訓練の後の食事会や、趣味の会などを企画しています。これらはコミュニティ形成のため、つまり災害が起きた時に、みんなの命を守るために必要なことでもあるんです。