大地震や津波などの災害時に、住民に避難指示を伝えるのと同時に、避難所の鍵を自動で開ける全国初のシステムの運用を、兵庫県加古川市が今春始めることが28日分かった。

放送波を利用した仕組みで、屋外スピーカーや戸別防災ラジオの端末から音声を流す一方、電波による遠隔操作で各避難所の鍵を収納している「鍵ボックス」を一斉に開ける。 

自治体職員らが駆け付けなくても自動で鍵が開くため、住民の手で迅速に避難所を開設できる。防災専門家は「職員の駆け付けまでの時間を省ける画期的な仕組み」と評価している。(2019.1.28(月) 8:29配信 KYODO)

災害が発生し、避難所にいったらカギがかかっていて入れない。そのような事態が現実に起こっています。避難所に指定されている場所は平常時には体育館であれ、公民館であれ、その他施設でも、それぞれの管理責任者が開錠・施錠をおこなっています。当然早朝や深夜・あるいは休日や休館日にも施錠されています。災害発生時には鍵の管理者も被災している中、避難所の開錠に出向く必要がありますが現実的に来ることができない場合もあるはずです。そんな問題を解決できる『鍵ボックス』、全国に普及されることを期待しています。