国土交通省と東京都は15日、激甚化する水害に備え、空中通路などを通って住民らが避難できる「高台まちづくり」の推進に関するビジョンを取りまとめた。

空中通路や建物の上層階への避難スペース整備のほか、堤防の拡幅、公園などのかさ上げといった対策を盛り込んだ。

まず、満潮時の水面より低い海抜ゼロメートル地帯が多い都内7区をモデル地区にして取り組む。

小池百合子知事は、同日開かれた防災対策を話し合う国交省と都の会議で「国と区と連携して防災まちづくりを強力に進めたい」と強調。赤羽一嘉国交相は「示された方策を全国の先例とし、(各地に)展開する」と述べた。

モデル地区は江戸川、葛飾、足立、墨田、江東、板橋、北の7区。高台まちづくりに向け、水道、電気といった生活インフラや医療体制の確保についても検討する。(2020.12.15(火) 19:50配信 JIJI.COM)

東京都は海抜0地帯が多く荒川や江戸川の氾濫すると大変な事態になることは周知の事実です。そのための「高台まちづくり」は効果的だと思います。