今年も、台風の季節がきました。台風発生のニュースを聞いてから焦って準備するのではなく、時間がある時に事前にできる備えがあります。台風だけでなく、大地震などの災害もいつでも起こる可能性があります。自分や大切な人の命を守るために、今できる4つのことを紹介します。
1:非常用持ち出し袋の中身、全部揃ってる?
いざという時に持ち出せるように、日頃から揃えておきたいのか「非常用持ち出し袋」。 まず、「持ち出し袋そのものが、まだ自宅にない」という人は、ぜひこの機会に用意してください。使っていないリュックサックなどに少しずつ物を入れていくことで準備ができます。 「持ち出し袋はあるけど、必要なものは揃っているかな?」、そんな人は、このチェックリストで確認してみてください。
2:自宅に備える「ローリングストック」とは
非常用持ち出し袋の他に、大きな災害に備えて自宅に、3日分以上の水や食料を備えておくことも大切です。公的な支援物資がすぐに届かなかったり、自宅に閉じ込められたりした時への備えです。 消費期限などを定期的にチェックし、期限の前に食べ、食べた分を新しく買い足して備蓄しておくことを「ローリングストック」といいます。 以下が、政府が呼びかけている、水・食料の備蓄の目安です。 飲料水:1日1人3リットルを目安に、家族の人数分を3日分用意。可能なら1週間分、備えましょう。飲料水の他に、生活用水などの備えも必要です。 食料品:最低3日分の食料×家族の人数分が目安。大規模災害発生時に備えるには、自宅に1週間の備蓄を。中身は、アルファ米などのごはん、缶詰、ビスケット、乾麺、チョコレートなど。
3:どこに避難できるのか。調べて家族とも共有
平時から、自宅の周辺の避難所を確認しておき、家族と情報を共有しましょう。 もし家族がバラバラの場所にいた時に、どこに避難するかを決めておけば、電話やインターネットが通じなくても、そこで落ち合うこともできます。 また、現在は新型コロナウイルスの流行で「分散避難」が呼びかけられています。 学校や公民館などの指定避難所の他に、安全な場所にある知人・友人宅や宿泊施設に避難することも提案されています。 普段より多くの避難場所の選択肢を考えておく必要があります。
4:ハザードマップで自宅周辺をチェック
自分が住んでいる市町村の「ハザードマップ」を見たことはありますか? ハザードマップとは、水害時の浸水、地震、津波など災害が発生した時に、その場所がどのような被害を受けるかを想定した内容が色分けなどで分かりやすく記されている地図のことです。 例えば、水害が発生した時に、自宅がどの程度の浸水被害に遭うか知っておくことで、備えることができます。 ハザードマップは、引っ越した際に役所などでもらったり、自治体が配布・役所ウェブサイトで公開したりしています。自治体によっては、多言語で公開しているところもあります。
国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」では、各地のハザードマップを閲覧できる他、様々な災害のハザードマップを重ねて見ることもできます。 「重ねるハザードマップ」では、住所を入力すると、「洪水(想定最大規模)」「土砂災害」「津波」「道路防災情報」の4つのハザードマップを重ねて一つの地図上で見て、リスクを知ることができます。(2020.9.13(日) 17:30配信 BuzzFeedJapan)
地球温暖化の影響で台風の勢力は毎年巨大化しています。命の危険を感じる程の台風がここ数年日本に上陸をして大きな爪痕を残し尊い命を奪っていきます。台風は地震と違い事前に勢力や進路もわかります。わかるリスクに対しての準備はできます。平時に対策・準備を行いましょう。