通勤時&仕事中に災害発生!何をすべきか何をしてはいけないか
【状況別地震対策1:会社で】凶器になるキャスター付きの重量機器に注意!
会社は比較的じょうぶな建物の中にあるはずなので、落ちついて行動しましょう。ガラスが破損する危険性があるので、窓から急いで離れるようにしましょう。書類棚やロッカー、キャスター付きコピー機などにも気をつけて。地震による大きなゆれがおさまったら、オフィス内の安全確認、火の元の確認を行います。その後、避難しましょう。
【状況別地震対策2:地下街で】地下街はパニックにならなければ意外に安全
地下街はじょうぶにつくられています。あわてず、太い柱や壁に身を寄せて様子を見ましょう。もっとも怖いのは、火災とパニックです。火災が発生したら冷静にまわりの人と協力して消火活動をしましょう。避難するときは身をかがめてハンカチで口をふさぎ、壁づたいに避難しましょう。地下街では60メートルごとに非常口が設置されています。落ちついて、すいている出口を探しましょう。また、非常口にたどり着いてもいきなり屋外には出ず、必ず周囲の状況を確かめてから外に出るようにしましょう。
【状況別地震対策3:電車で】パニックにならず車内放送に耳をすます
電車は強いゆれを感知すると緊急停車します。座席に座っている場合は、低い姿勢をとって頭をカバンなどで守りましょう。立っているときは、手すりやつり革かわをしっかり握って転ばないようにします。停車後は乗務員の指示に従いましょう。とはいえ、北海道のトンネル脱線事故では、乗務員がマニュアルにこだわりすぎて、煙が発生しているのに火災が起きるかもしれないということを想定せず、乗客を危険にさらしてしまいました。時と場合によっては、自分で考え、助け合って行動しましょう。
【状況別地震対策4:地下鉄で】場所によっては水が流れこむ危険も
地下ということで、不安感が増す地下鉄。地下鉄が緊急停止した時は、勝手に線路に飛び出さず、乗務員の案内を待ちましょう。地下鉄のドアは非常用のドアコックで開きますが、高圧電線に接触感電したりする恐れがあります。また、「海抜ゼロメートル地帯」や「海岸地域」などは津波や河川の水が流れ込む危険性があります。津波がくるまで、またトンネルを通じて浸水してくるまでには、それなりに時間がかかります。パニックにならず、冷静に行動すれば避難できます。
【状況別地震対策5:駅のホームで】落下物に注意して冷静に行動する
駅のホームは、自動販売機、時刻表示板、モニター用テレビなど、地震が起きたときに危険になりうるものがたくさんあります。ホームで電車を待っているときに地震が起きたら、まず、頭をカバンなどで保護して、安全な柱のかげに避難しましょう。混雑する時間帯でホームに人があふれていたら、頭をおおってホームにうずくまり、転倒を防ぎましょう。パニックによる将棋倒しがもっとも危険です。
【状況別地震対策6:オフィス街で】空からの落下物や車に注意する
地震が起きたときのオフィス街で、空から看板や窓ガラスが落ちてくる中、人々が逃げ惑う映像をテレビで見たことがあるかもしれません。ガラスはコンクリートに落ちると粉々になり、そのかけらが四方八方に飛び散ります。また、歩道は危険だからと車道の中央に避難しても、走ってきた車が停止してくれなかったら大事故になってしまいますよね。頭上だけでなく、走っている車にも十分注意が必要です。(2019.11.20(水) 9:16配信 PRESIDENT Online)
地震の揺れでケガをしたり亡くなったりした方は1人もいません。揺れることで建物が倒壊したり、ブロック塀が倒れたり、室内の家具や家電製品が倒れたりすることが原因なのです。人間が一番守らなければならない場所は頭です。地震が発生したらまずは頭を守る行動をしましょう。シェイクアウトというものがあります。その行動は3つ「Drop・・・まずは低く、しゃがむ」「Cover・・・頭を守る、かくれる」「Hold on・・・動かない、待つ」です。屋内と屋外で少し違いますが是非覚えておいてください。