5月26日は秋田県の「県民防災の日」。

36年前のこの日,日本海中部地震が発生し津波によって,秋田県男鹿市に遠足に来ていた旧合川南小学校の児童13人が犠牲になった。悲劇を繰り返さないため,子どもたち自らも地震について学ぶ必要がある。男鹿市の保育園児がきょう津波への備えを学ぶ訓練に参加した。

この訓練は県民防災の日に合わせて2016年から実施されています。訓練に参加したのは男鹿市内で最も海に近い場所にある船川保育園の園児85人。23日はまず津波の恐ろしさを紙芝居で学んだ。園児たちは地震が起きたら,津波に備えすぐに高い場所に避難する大切さなどを勉強した。

そしていよいよ訓練。保育園では津波の到達時間を7分から8分と予想している。園児たちは先生の誘導を受けながら落ち着いて約300メートル先の高台に移動していた。おおむねスムーズに移動できたが,全員がたどり着くまでにかかった時間は約10分。園ではさらに速く行動できるよう訓練を続けたいとしている。

訓練に参加した子どもは「地震の時は頭を守りたい。山に避難する」や「高いところに逃げたい」と教わったことを理解していた。

訓練を主催した男鹿警察署の遠田一彦地域課長は「男鹿市は海に近いので津波はすぐに海に到達する。東日本大震災の津波の被害を忘れずに避難してくれれば」と話した。船川保育園は9月にも地震と津波に対する訓練を開き,子どもたちの防災意識を高めていきたいとしている。(2019.5.23(木) 19:00配信 秋田テレビ)

地震大国である日本住んでいる限り地震は起こります。そのときに瞬時に自分のみを守ることが出来て、その後スムーズに避難行動に移せるようにするには子供の頃からの防災教育が必要です。年に一回の防災訓練だけではなく、カリキュラムとして学習単位に入るこを願います。