兵庫県は20日、住民の円滑な避難行動を支援するスマートフォン向けアプリ「ひょうご防災ネットアプリ」の運用を21日午前9時から始めると発表した。利用者が事前登録した情報に応じて避難を促す仕組みや、最寄りの避難場所の地図表示などが主な機能で、2019年度中で2万ダウンロードを目指す。

17年4月から始まった「ひょうご防災ネット」は登録者に文字のみの情報を送っていたが、アプリでは画像や動画、衛星利用測位システム(GPS)を活用した地図も表示できる。在住外国人への発信を想定し、12言語での翻訳表示や音声読み上げ機能も備えた。

アラームのように、利用者が避難行動に移るタイミング「逃げ時」を知らせる機能もある。勤務先や自宅を登録すると近隣のハザードマップを表示し、周囲の土砂災害や洪水、津波のリスクが分かる。逃げ始めの目安とする防災・気象情報を選べ、避難場所は最大5カ所まで登録できる。

県の担当者は「身の回りの危険に対し、いつ、どこに避難するかを自ら考える機会にしてほしい」と話す。アプリは無料。県災害対策課TEL078・362・9811(2019.5.21(火) 8:00配信 神戸新聞NEXT)
LINEは多くの人に利用されているアプリです。このような情報配信システムがあればどこにいても瞬時に行動に移せることが出来ます。特にインバウンドに力を入れている日本において訪日外国人向けの防災情報発信はとても大切なことです。