災害はいつ起こるかわかりません。自宅以外で被災した場合を想定し、いざというときのマニュアルを家族で共有しておきましょう!

家族と共有しておくと安心!災害が起こる前に覚えておきたいこと

■銀行口座や保険証番号は夫と共有しておく

夫婦の片方が、災害時にケガで動けなくなるといった事態も想定されます。治療のため、急にお金が必要になることも。「銀行口座の支店や口座番号、保険証番号などは夫婦で共有を。メモして常に持ち歩くと安心です」

■1週間は帰宅できない覚悟で近所の人に声がけしておく

出勤中などに災害に遭った場合、すぐに帰宅できないことも。「生きていれば家族には必ずまた会えるので、あわてず行動を。子どもは、近所の人に連絡して見てもらう方が安全なこともあります。日頃から声がけしておいて」

■自宅に残るか避難するかハザードマップで事前確認

災害時に、自宅にいるべきか、避難すべきかは判断に迷うもの。「まずはハザードマップで自宅のある場所が、水害時の浸水、震災時の津波やがけ崩れの心配がないか確認。その後の行動も家族で話しあっておきましょう」

■わが家の防災マニュアルを用意しておく

下の表を参考に、災害に遭ったときの連絡方法や避難場所、避難方法などについて、わが家の防災マニュアルをつくれば備えは万全。「常に持ち歩けば、緊急時に離れていても、なにをすべきかがお互いに明確になります。まだ字が読めない子どもなら、『なにかあったら、これを保育園や幼稚園の先生、近くにいる大人に見せて』と伝えておいて」ぜひ、スマートフォンのメモ帳などに下記のマニュアルに書き込んで、保存して、いつでも確認できるようにしておきましょう。

【書き込んで使える防災マニュアル】

(    )家の防災マニュアル

1.家族との連絡方法
※非常時にはどれかひとつではなく、できる方法すべてを試す
第1手段→各自がNTT災害用伝言ダイヤル(171)にそれぞれの状況と避難先を録音し、家族の伝言を再生する
【録音】171→1 【再生】171→2
第2手段→家族みんなの携帯にかける
(    )の携帯(          )
(    )の携帯(          )
(    )の携帯(          )
第3手段→自宅の(場所:        )に、自分の避難先や状況を書いて貼っておく
第4手段→親せき、知人の(    )宅に電話(          )。家族の状況を尋ね、自分の状況を伝える

2.待ち合わせ場所とルートの確認
待ち合わせ場所→(施設名:          )に(   )時または(   )時に待ち合わせる。決めた待ち合わせ時間から20分過ぎても来なければ、次の時間まで自由行動
避けた方がいいルートなど注意点は下記を参照
(                   )
※待ち合わせ場所、避難所までたどり着くのが状況的に困難なら各自で判断して近くの避難所へ。そのことを災害ダイヤルに録音する

3.地震がきたら
(1)すぐに身を守る体勢になること。転倒・落下物から身を守る
(2)揺れが収まったら、靴やスリッパを履く
(3)火の始末とドアをあけ、水を確保する
(4)状況を把握して、必要なら避難する

4.家具や家の下敷きになったら
家族のだれかが下敷きになって動けなくなったら助けを求めに行く
(1)近所の人
(2)近くを歩いている人
(3)自主防災組織(場所:        )
(4)町内会館、または避難所にいる人
(5)地域の災害ボランティアセンター
(6)119番
(7)110番

5.家を離れるときは
(1)電気のブレーカーを落とす
(2)火元やコンセントを確認する
(3)家の窓やドアの鍵をしめる
(4)家族の安否を書いた紙をドアに貼る

(2019.10.11(金) 7:03配信 ESSE online)

家族で防災対策マニュアルを作ることはとても大切です。紹介されている5項目を家族全員が周知しているだけで安心を確保する第一歩になります。