一目では防災グッズに見えないアイテムも!

いざというときのために、備えておきたい防災グッズ。でもどうせなら、日常生活やアウトドアでも活躍するアイテムや、非常時にどこにしまってたっけ?なんて焦る必要のない、出しっぱなしでも様になるおしゃれなものを選びたい。機能性もデザインも秀でた、秀逸な防災グッズをご紹介。

+ 住宅用消火器

「防災をライフスタイルに。」をコンセプトに、老舗防災機器メーカーが立ち上げた新ブランド「+maffs」(マフス)。

目立つ赤い色が定番だった消火器。しかし住宅用においては、消火器の目立つ赤は住環境に馴染みにくく、消火器が家の隅に追いやられ、存在を忘れられる原因になっていた。そこで、消火器を違和感なくいつでも見えるところに置けるようにとデザインされたのが、このホワイトとブラックの消火器。シンプルなデザインで、インテリアにもマッチする。

effe milky

震災時、助けを呼べずに圧死に至るケースが多いことを受け、福井県鯖江市役所の防災課が「メガネの素材を使って、いつでも持ち歩けて、災害時にも役立つアクセサリーのような笛は作れないか?」と、地元のメガネメーカーに相談したことがきっかけで誕生。メガネフレームと同素材を用いながら、人の耳に聞こえやすく、かつ、高音域の音を発する笛を作るために、試行錯誤を重ねたそう。ミルキーカラーの秋冬限定シリーズ(写真)や、ガラスのようなツヤ感のあるもの、キーホルダー型のものなど多彩なシリーズが揃う。

minimLET(ミニムレット)

便座、ポリエステル製テント、アルミ製パイプ、ポケットティッシュ、ウェットティッシュ、ゴミ袋と凝固剤がワンセットになった、必要最低限のアイテムで機能する簡易トイレ。nendoがデザイン。ペットボトル4本を便座の脚代わりにしたり、ビニール傘をテントの屋根にしたり、身の回りのものや廃材を組み合わせて活用できるようにもデザインされている。また、収納バッグは約15L分の生活用水の運搬ができるバケツとしても使えたり、アルミ製パイプはテントの補助用支柱にも便座用脚にもなるなど、1アイテムで複数の役割を果たしてくれる点も頼もしい。

MINIM+AID(ミニメイド)

こちらもnendoがデザインを手がけた防災セット。肩掛けが出来、直径約6センチの筒に、ランタン、樹脂製ケース、ラジオ(充電器)、ポンチョ(コップ)、ホイッスルといった、災害が起きてから避難所へ行くまでに必要な防災グッズを絞り込んで収めている。非常時だけでなく、アウトドアの際にもひとつあると安心。傘立てやコートハンガーなどに置ける、スタイリッシュでシンプルなデザインもうれしい。

IZAMESHI キャリーボックス Deli DON

化学調味料不使用で、味にこだわった保存食「イザメシDeli」と食べごたえのある丼シリーズ、紙皿、スプーンが同梱された、非常時に備えた長期保存食セット。持ち運びしやすい肩掛け仕様のボックスは、簡易テーブルとしても使用可能。非常時のほか、アウトドアの際にもおすすめ。おしゃれなデザインで贈り物にも。

ソーラーパフ

太陽光で充電が可能な、コンパクトに折り畳めるLEDランタン。素材にはヨットのセール地を採用しており、重量約75gと軽いのに、破れにくく丈夫。ソーラーパネルによる8時間の充電で、弱モードなら約12時間、強モードなら約6時間点灯する。場所を選ばず使用できるので、屋内で補助光として取り入れたり、車やガレージ内で吊るしたり、さまざまなシーンで活躍する。暖色LEDタイプと白色LEDタイプさらに5色の光を切り替えられるタイプと、全3種類が揃う。

bibo

男性用や女性用、シニア用、キッズ用、ベビー用など、属性に合わせた防災グッズが詰め合わせになったユニットを、ファッショナブルなデザインの収納ボックスにカスタマイズできる防災備蓄セット。各ユニットには属性に合わせた長期保存食を中心に、例えば女性用にはショーツや化粧水、ナプキンなどのレディースセットが。ベビー用にはおしりふきやおむつ、粉ミルクなどがセットになっている。家族構成に合わせて、必要なものをセミオーダーして備えておけるのがうれしい。収納ボックスは4種類あり、いずれもインテリアになじむデザイン。すぐに取り出せるところに置いて、非常時に準備を。

もしものおまもり

天災などの非常時に、子どもが安心して親の迎えを待てるようにと開発された防災キット。子ども用の手袋やマスク、携帯トイレなど6つのアイテムを詰めた“もしもの道具”、食糧や水を入れた“もしものごはん”、二次災害から身を守る情報や親からのメッセージを挿入した“もしものてがみ”の3つがおまもり型のナップザックにセットになっている。千葉県銚子のNPO法人ちょうしがよくなるくらぶが開発し、2017年度のグッドデザイン賞も受賞している同商品。魔除けの意味を持ち、漁港の街・銚子との親和性も高い伝統の和柄・鱗を防災色のオレンジで彩るというコンセプトでデザインされた。

備え梅

大きな災害が起きてしまったとき、一般的に救援物資が分配されるまでに要すると言われる72時間をアシストすべく、携帯性&個包装にこだわってデザインされた梅干しキット。梅干しはよだれの分泌や塩分の補給に役立ち、疲労回復に有効とされるクエン酸も豊富に含んでいる。梅干し職人の乗松祥子さんが、貴重な「杉田梅」をひとつひとつ丁寧に漬けて作る梅干しを採用しており、ライフラインの備えとしてだけでなく、ちゃんとおいしく食べられるという点でも、口にした人に安心感を与えてくれる。大切な人への贈り物にも最適。(2019.3.16(土)11:43配信 ELLE)

最新の防災グッズの特徴はセンスがよく、おしゃれであり、日常生活に溶け込んでいて、いざという時には役に立つということが考えられています。生活空間に常に置いてあることでも違和感なく、インテリアとしての機能も果たします。おしゃれでかわいい、かっこいい防災グッズを探してみませんか?