海溝型地震の南海トラフ巨大地震の被害想定や避難対策が盛んに話題に上がりますが、今から24年前の1月17日に発生した阪神・淡路大震災のような活断層型地震については関心が薄いようです。

しかし、大きな被害をもたらす活断層は東京にも大阪にもあるのです。

🔲立川断層帯地震、帰宅困難者520万人と想定(東京)

 

 

 

 

 

 

 

 

東京近郊には埼玉県名栗村から青梅市、立川市、府中市に延びている長さ約33㎞の立川断層があります。この断層は上下方向へ1000年に20~30㎝の割合でずれが生じています。平均活動間隔は1万~1万5000年程度で、前回の地震は1万3000年~2万年前に起こっていますので、次いつ大きな地震が起きてもおかしくありません。

次回の立川断層帯の地震はM7.4程度、断層のずれが2~3m、東京都が公表した被害想定によると、冬の夕方18時(風速8m/秒)に地震が起こった場合、死者数2600人、負傷者数3万2000人、全壊棟数約3万5000戸、帰宅困難者520万人、避難者100万人にのぼります。

🔲上町断層帯地震、避難者550万人と想定(大阪)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪には、大阪府豊中市から大阪市を経て岸和田市に至る長さ約42㎞に及ぶ上町断層帯があります。この断層は上下方向へ1000年に40㎝程度でずれが生じています。平均活動間隔は8000年程度で、前回の地震は9000年~2万8000年前に起こっていますので、こちらも次にいつ大きな地震が起きてもおかしくありません。

次回の上町断層帯地震はM7.6程度、被害が最も大きい場合は死者4万2000人、負傷者22万人、帰宅困難者200万人、全壊棟数97万戸、避難者550万人、経済的損失は74兆円と想定されています。

活断層型地震は陸地の浅いところ(地下10~30㎞程度)が震源になるため、地震のマグニチュードが小さくても局所的な被害が大きくなります。阪神・淡路大震災(活断層型地震)はM7.3でした。東日本大震災(海溝型地震)のM9に比べれば、そのパワーは360分の1ですが、甚大な被害をもたらしました。

阪神・淡路大震災を振り返り、各地の活断層型地震にも警戒を怠らないようにしたいものです。(2019.1.17(木)5:58配信 ウェザーニュース)

日本全国に約2000の活断層があると言われています。これ以外に、未確認の活断層もあります。北海道胆振東部地震は震源の深さが37㎞の逆断層型地震でした。これらの活断層型地震は予測・余地はほぼ不可能です。阪神・淡路大震災を引き起こした野島断層は確認されていましたが、当時の30年確率は0.02%~8%でした。しかし1995年1月17日、午前5時46分野島断層は動いたのです。死者6434人、行方不明者3人という甚大な被害でした。地震予知や予測情報の中の発生確率は意味がありません。いつ来るのかをベースとして防災対策に取り組む事が間違っているからです。自動車保険や火災保険に加入するときと同じなのです。もしかしたら・・・・・だから保険に加入するのです。災害に対する防災対策も同じです。もしかしたら被災者になるかもしれない、そんな感覚が必要です。