新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、県内自治体が災害時の感染症対策に苦慮している。住民が身を寄せる避難所が密閉、密集、密接の「3密」を避けられないためだ。昨年の東日本台風(台風19号)で甚大な被害を受けた本県。市町村は避難所運営の見直しなど対策を急いでいる。

台風による河川の氾濫で最大42カ所に約4000人が避難した郡山市。現在、避難所運営の見直しを進めているものの、「3密」を防ぐには1人あたり3平方メートルのスペースを確保する必要があり、入場時の検温や体調不良の有無で生活場所を分けることなども想定すると、「通常時の4分の1から3分の1程度の受け入れしかできない」としている。

体温計も品薄が続きゴム手袋や防護服、消毒液なども足りていない。担当職員の増員も必要で、避難者の体調が悪化した際の搬送方法も課題に上がっている。(2020.5.11(月) 8:25配信 福島民友)

日本における避難所の収容人数はもともと多くはありません。ところがコロナウイルスが席巻している今、3密を防ぐためにはその収容人数は従来の4分の1から3分の1程度とされています。避難所には入れないと考えておいた方がいいという事です。在宅避難を基本として避難所以外の避難場所を日ごろから確保しましょう。