毎週火曜日は、災害への備えを考える 『みんなのぼうさい』 きょうは浸水対策についてです。

台風17号が発生しました。日本から離れた所を西へ進むため、直接の影響はない見込みです。

このように、南の海では台風が発生するおそれはまだ十分にある時期です。また、日本に接近しないにしても、台風からの暖かく湿った空気が流れ込むことで大雨となることも考えられます。 そこで、今後の大雨に備えて高校生が土のう作りに取り組みました。

【浸水防ぐ土のう どうやって作る?】

土のう作りに取り組んだのは三島南高校・野球部のメンバーです。

大会を応援してくれた地域の人に恩返しをしようと、消防団に教わり作業にあたります。 バットをシャベルに持ち替えた部員たち。 持ち前の体力とチームワークで約500個の土のうを完成させました。

堤防の補強や建物の浸水防止に使われる「土のう」。 どうやって作ればよいのでしょう? それを分かりやすく教えてくれるのが磐田市が作った動画、ユーチューブで公開されています。

「準備するものは土のう袋、手袋、スコップになります。1907二人一組で協力して砂を入れます」 砂を入れすぎると運ぶのが大変なので袋の5分目・6分目にすること、親指を巻き込み袋の口をしっかり結ぶことなど、ていねいな説明が添えられています。

「土のうを積むときは袋の口を雨水の下流に向けて、隙間のないよう踏みつけて並べていきます。重ね合わせて密着させることで、水が侵入してこないようにします」

作り方に積み方、その都度動画で確認しながら作業を進めることができます。

同じく磐田市が作った動画です。

土の代わりに入れるのは「水」、ブルーシートとビニール袋を使った簡易的な水防工法、「水のう」の作り方を学ぶことができます。

出入口に設置する際は、袋のまま置くのではなく、段ボールやプランターに入れたあとブルーシートで巻き込んでいきます。 こうすることで強度と安定感が増すんだそうです。(2020.10.20(火) 19:39配信 テレビ静岡)

「土のう」や「水のう」の作り方を覚えておくと水害対策に役立ちます。特に水のうはご家庭で簡単に作れます。水氾濫などの時に洗面所やお風呂・トイレなどにおいていくと効果が期待できます。